ビジネスを始めようとするときに
まず「何をサービスとして提供するか」
を考えると思います
コンサルやビジネス塾でサービスを考えるときに
「大事なのは自分が何をやりたいかではなく
人の役に立つという視点で考えてくださいね~」
「自分が過去に乗り越えたことを参考にすると
いいですよ~」
と言われると思うのですが
私は
「自分の乗り越え体験は?」を考えることが苦痛で
いつも思考が停止していました
「私にはたいした乗り越え体験なんてない!
ましてや人の役に立つものなんてもっとない!」
なので、
「経験が少ないからまだまだビジネスなんてできない」
と、いつも心の中で思い、半ばふてくされ
胸が締め付けられるような嫌な感覚を感じていたからです
ある時、心理学の講座で
「自分の乗り越え体験を物語のように組み立てて
話してみよう」
というワークがあり、
ペアになってその話をシェアすることになりました
私はいつものように思考停止
でもシェアをしなければいけないので
話がまとまらない中、一番苦しかった時の話を
少しづつ話し始めることにしました
「高校生のころ、私には体形のコンプレックスがあって
そのせいで人から認められない、受け入れてもらえない
という信念がありました」
「それを感じたのは…な出来事で
でも、…と思って、ある日…なことがきっかけで
…しようと決意して…でも…で…」
というように、まとまっていない話を
だらだらと相手に聞かせてしまい
申し訳ない気持ちでいっぱいになりました
講師の先生からもう一度追加の説明があり
ストーリーを先ほどとは違う人とシェアし
さらに内容を揉むことになりました
まだ話がまとまらない私はプチパニック
お相手の方に話がまとまっていないことを正直に話し
さっきの話をまた少しづつ話し始めました
すると相手の方から
「え~、その話すごく興味があるんだけど
もう少し詳しく知りたい」
という反応があり、私はびっくり!
質問されるがまま
話を続けていきました
「まとまっていないって言っていたけれど
それ立派な乗り越え体験だよ!」
と、相手の方から思わぬフィードバック
その時に
「あっ!話って完璧に出来上がってからじゃなくても
出してみることでまとまってくるんだ!」
「役に立つのか立たないのか、自分の中だけで
決めないで、周りの人に話してみることは大事なんだ」
ということを身をもって学びました
ペアワークの後、講師の先生が
「それでは何人かに発表してもらいます。
では、村上さん!」
と言われ、なんと私がみんなの前で
発表することになってしまいました
「まだちょっとまとまっていないんだけど…
内容が伝わらなかったらどうしよう…」
と思いながらも、何とか発表を終えました
そのあとの休憩時間に受講生から
「村上さんの話、なんか引き込まれちゃった」
「同じような体験で悩んでいる人、絶対いるよね」
と言われ
コンサルやビジネス塾で言われる
「自分の乗り越え体験がサービスになる」
「自分の乗り越え体験がほかの人の役に立つ」
ということがどういうことなのか
が分かり
苦手だった「自分の乗り越え体験は?」の質問を
考えても
以前のように嫌な気持になっていないことに
気が付きました
・自分は話すことが苦手だと思っている方
・話したいと思っていることがあるけれど
上手くまとめることができないからやめておこう
と思っている方
周りの人に思い切って話してみてください!
思わぬフィードバックがあるかもしれませんよ